④ 季節や天候で異なる紫外線量

日差しが強くなってきたと感じる春頃から、紫外線ケアを意識する方が多いのではないでしょうか?
実は、紫外線は天候や気候に関わらず一年中降り注いでいるため、毎日の紫外線ケアが必要なのです。
季節や天候で異なる紫外線量を見てみましょう。

月ごとのUV-AおよびUV-B量

UV-A(紫外線A波)の量は、4〜9月まで強い時期が続きます。UV-Aは夏に比べ冬は2分の1程度と変動量が小さいのに対し、UV-Bは夏に比べ冬はおよそ5分の1にまで減ることから、UV-B(紫外線B波)に比べUV-Aは冬の弱まり方が少ないことがわかります。つまり、光老化の要因となるUV-Aは一年中気をつけなければならず、紫外線ケアは冬でも必要です。
また、一日の中でも時間帯により異なり、紫外線が強いのは午前10時から午後2時頃まで。
しかし、UV-Aの量は、日中に比べて日差しの弱まる明け方や夕方でも大きな変化がないので、注意が必要です。

天気ごとのUV量

雲は紫外線をある程度遮断するため、雲の量や状態によって地表に到達する量に大きな影響を与えます。快晴の日のUV量を基準とし、天気ごとの比を示すこの表から、薄曇りの場合でも快晴時の約8割のUV量があり、曇りの場合は約6割あることがわかります。しかし、UV-Aは雲による影響が小さいため、雨の日でも紫外線ケアを心がけましょう。